がんとベータグルカン、その効果と効能を科学する

食品からベータグルカンを摂取する目的とその意義とは?

ベータグルカンが免疫力を活性化する仕組みとは?

ベータグルカンの本質/作用とその問題点とは?

ベータグルカンと高血圧

ベータグルカンが高血圧に有効であることはかなり周知の事実となりつつある。ベータグルカンを継続摂取することで、高血圧の抑制と血液中のコレステロール低減の効果が得られる。

しかし、ベータグルカンが直接に血圧を下げるような作用は無い。注目されているベータグルカンによる免疫力の向上作用も、高血圧との関連性が高いとは考え難い。

ベータグルカンが高血圧を改善する作用は、その食物繊維としての効果から説明できるだろう。経口摂取されたベータグルカンは、小腸で免疫システムへ作用した後は、大腸へ送られる。大腸ではベータグルカンの食物繊維としての働きが2次的に活躍するのだ。ダイエット食品には消化器官内のタンパク質や脂質を除去するために食物繊維が添加しあるが、ベータグルカンサプリメントはこれらに比較しても遥かに高純度かつ大量の食物繊維である。大腸に到達したベータグルカンはタンパク質、脂質を根こそぎ除去した後に体外へ排出されるのである。自然と体内へと吸収されるタンパク質、脂質は現象し、同時に血中のコレステロールの増加も抑制されるのである。さらには便通が良くなることで、体全体の代謝が良くなる好循環が始まると考えられる。

ただし、品質の悪い=不純物が多いキノコ健康食品では、過剰摂取してさえももともと含まれているタンパク質、脂質による阻害作用の多くによって、効果が限定されるだろう。このようなベータグルカンの腸内清掃作用は、高純度のベータグルカンにのみ現れる2次的な作用効果だ。それは、高品質のベータグルカンを過剰摂取してしまった時に、下痢にまで至る現象で確認されるだろう。少量で効果があるのなら、過剰摂取は禁物である。

目的のためには高純度のベータグルカンを個々人の適量に食することが肝要なのだ。

キーワード

  • ベータグルカン
  • ベーターグルカン
  • ベータグルガン
  • ベータDグルカン
  • ベータdグルカン
  • βdグルカン
  • 腫瘍
  • ベーターグルガン
  • ベータdグルカン
  • がん
  • ガン
  • 免疫力
  • 末期